守り手
巣を飾る庭師鳥
VBEG
「これだけあれば、考えずに済む。」
壁の外には世界がある。壁の内側は、庭師鳥の言い分が通る世界だ。
武器
多くの創作者ができないことを、やってる。売上の数字を一切背負わずに作ること。巣はきれいであるためだけにある。だからきれいなのだ。市場からの即時の反応は、創作にとって最大の汚染源。庭師鳥の壁は、それを外に締め出してる。
死に方
壁の維持費は上がる。インフレ、住宅価格、家族の段階。止まっている壁が、動いている世界と向き合ってる。「足りてる」は期限つきの判断だ。庭師鳥はそれを一度も点検したことがない。前回きちんと計算した時から、家賃はすでに倍になってる。
原型
カフカ昼は保険局に勤めていた。夜に『変身』を書いた。 これが壁で、これが巣だ。遺言では原稿を全部燃やすように指示している。換金する気はゼロだった。文学史は、友人が言うことを聞かなかったことに感謝してる。ただ、財務史のほうにはもう一行ある。彼は死ぬまであの給料で生きていて、巣は誰かを養うつもりが最初からなかった。庭師鳥は彼と同じ純度を持ってる。そして、同じだけ計算されてないリスクも。